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「マイ・サンシャイン」は“名作ドラマを観たい!”あなたに効くドラマ|アジアドラマの処方箋#41

連載:アジアドラマの処方箋 記事一覧


この連載では、様々な症状に効く中国ドラマ・台湾ドラマを紹介。第41回の今回は「名作ドラマを観たい!」あなたにおすすめの1本を紹介します。

お薬ドラマ名「マイ・サンシャイン~何以笙簫默~」

ウォレス・チョンとティファニー・タン
©GCOO

このドラマの効能
・中華スター共演の名作ドラマで胸キュンできます
・「プラチナの恋人たち」と同じ人気作家グーマンのラブストーリーを堪能できます
・ブレイク前のスターのフレッシュな姿も楽しめます

「マイ・サンシャイン~何以笙簫默~」を詳しく解説
あのスターも出演!ぜひ観てほしい名作ドラマ
キャラクター
ハイライト
キャスト

予告動画
DVD情報



あのスターも出演!ぜひ観てほしい名作ドラマ

今回は2015年の名作「マイ・サンシャイン~何以笙簫默~」をクローズアップ! 本作は「シンデレラはオンライン中!」「お昼12時のシンデレラ」「プラチナの恋人たち」と同じくラブストーリーの名手グーマン(顧漫)のベストセラー小説が原作の大ヒット作です。

ウォレス・チョン(鍾漢良)とティファニー・タン(唐嫣)というビッグスター共演に加えて、2人の学生時代を演じたのがブレイク前のレオ・ロー(羅雲熙)とウー・チェン(呉倩)だったというところでも、改めておすすめしたいお宝作品。ぜひ、ドラマチックなラブストーリーにツッコミながら胸キュンしちゃってください!

《以下、ネタバレなし!でお送りします!》

ヒロインはアメリカを発ち7年ぶりに中国に帰国したチャオ・モーション。彼女は雑誌社でカメラマンとして働き始めます。そして、大学時代の恋人で今は弁護士になっているホー・イーチェンと偶然の再会を果たしますが、彼の冷たい態度に傷つくことに。いったい2人の間には何があったのでしょうか? 物語は大学時代までさかのぼって、2人のすれ違いのラブストーリーを紐解いていきます。


キャラクター

孤高のエリート弁護士
ホー・イーチェン

ウォレス・チョン
©GCOO

イーチェンは生真面目で自尊心が強く、人を寄せつけないオーラを放つエリート弁護士。常に冷静で理性的に見えますが、恋愛となると途端に情熱的。

大学時代も図書館で真面目に勉強していたかと思ったら、その後には人目を忍んでモーションに激しくキスをするなど、情熱スイッチがオンとオフのときのギャップにドキドキさせられます。

レオ・ロー
大学時代のイーチェン ©GCOO

そんな彼だけに、モーションに“捨てられた”という恨みを抱える今は、彼女に対して可愛さ余って憎さ100倍! 再会した彼女をガン無視するという非情な態度を見せます。でも、実はその日から彼女への恋心が再燃してしまったイーチェン。なんと酔った勢いで彼女を待ち伏せ、いきなりディープキス! 愛と憎しみの間で葛藤する彼の切ない行動にハラハラさせられます。

そもそも、イーチェンは毒舌を吐いてばかりで、素直に気持ちを人に伝えられないタイプ。もし、彼がいつでもモーションに本音を言えていたなら……2人の恋はこんなにこじれず、このドラマは3話で終了していたでしょう!

でも、そんなふうに孤高な生き方をして不器用な恋愛しかできないのがイーチェン。弁護士として成功した今でも昔と変わらず、自分の正直な気持ちを誰にも打ち明けられないまま、一人悶々とモーションへの想いに悩むことになります。

アメリカ帰りのカメラマン
チャオ・モーション

ティファニー・タン
©GCOO

モーションはアメリカで写真を学び、立派な実績のあるプロのカメラマンとして故郷の中国に戻ってきます。アメリカでのキャリアを捨てて帰国した理由は、大学時代の元カレのイーチェンを忘れられずにいたから。そして、彼女はイーチェンと念願の再会を果たしますが、彼が自分を憎んでいると知ってショックを受けます。

モーションは大学時代に自分がイーチェンに振られたのだと思っていました。でも、イーチェンにそのつもりはなく、モーションが別れも言わずにいきなり大学を中退してアメリカに行ってしまったことで深く傷つき恨んでいたのです。もちろん、モーションが急に旅立ったのには深い事情があったのですが、彼との長い年月の溝を埋めるのは簡単にはいきません。

ウー・チェン
大学時代のモーション ©GCOO

しかも、大学時代はいつでも無邪気にまっすぐな眼差しでイーチェンを見つめていたモーションでしたが、彼と再会してからはなぜかうつむいてばかり。実は、彼女には彼に言い出しにくいある秘密があって……!?

せっかくイーチェンが心のバリアを解いて彼女に歩み寄ってくるようになっても、その秘密のせいで再びこじれていく2人の関係。果たして彼らのラブストーリーの行方は?


ハイライト

ツッコミながら胸キュン!名場面1

大学に入学してすぐにイーチェンに一目惚れしたモーション。彼の姿をカメラで隠し撮りした上に、塩対応でもめげずに名前を聞き出し彼に付きまといます。その行動はもはやストーカー(笑)。でも、彼女はとってもピュア。ただ素直に「好き」と彼にアピールするけなげさにキュンときます!

読書をするレオ・ロー
©GCOO

ツッコミながら胸キュン!名場面2

大学時代は「彼女を作らない」と宣言していたイーチェン。でも、可愛く付きまとってくるモーションにだんだんと心を惹かれていき、ついに彼女と付き合うことに。モーションだけでなく観ているこちらも「え?まさか?そうくるの?」とビックリさせられる、彼の大胆な告白方法に注目です!

 告白をするレオ・ロー 
©GCOO

ツッコミながら胸キュン!名場面3

イーチェンは仕事熱心なデキる弁護士なのに、ひとたびモーションのこととなると我を忘れてしまい、同僚もクライアントも放り出して駆け出していってしまうのは、さすがに劇中でも周囲からツッコまれているところ(笑)。でも、そこまで愛に情熱的になれるところがステキなんです!

声をかけるウォレス・チョン
©GCOO

ツッコミながら胸キュン!名場面4

彼女から重大な告白を受けた後、怒っていたかと思っていたイーチェンが翌朝、いきなり彼女に言う言葉が「結婚しよう」。またまた「え?まさか?そうくるの?」という展開にビックリさせられますが、ここぞというときには強い意志で愛を貫くイーチェンにトキメいてしまいます!

驚いた表情のティファニー・タン
©GCOO

キャスト

大人になった主人公CPを演じるのは……
ウォレス・チョン&ティファニー・タン

ウォレス・チョンとティファニー・タン2
©GCOO

イーチェン役を演じたウォレス・チョンは、「孤高の花~General&I~」「恋心は玉の如き」などで日本でも人気の大スター。本作も彼の代表作の一つと言える大ヒット作です。

最初のうちはひたすらクールでコワモテ、でも、どうしようもなく愛が溢れ出てしまう切ない彼のドラマチックな演技にドキドキ。後半は一転してスイートな笑顔を見せ始め、恋のライバルにも堂々と勝負を挑むスパダリ演技を見せてくれるのにキュンキュンしてしまいます。

モーション役を演じたティファニー・タンもご存知、中国を代表するトップスター。近年も「王女未央-BIOU-」「燕雲台-The Legend of Empress-」とヒット作を連発しています。

本作では純真で人一倍思いやりがあって頑張り屋のヒロインを熱演。強さと可愛さが同居するティファニーの魅力がたっぷり味わえます。

大学生時代の主人公CPを演じるのは……
レオ・ロー&ウー・チェン

レオ・ローとウー・チェン
©GCOO

大学生時代のイーチェンを演じたのは「オオカミ君王<キング>とひつじ女王<クイーン>」「月上重火~江湖に燃える愛~」のレオ・ロー。本作は当時まだ無名だったアイドル出身の彼が俳優として注目される大きなきっかけとなりました。カゲのある役が似合うレオの個性もイーチェン役にはまっている上、背筋がピンと伸びた立ち姿がウォレスに似ていて、今見てもナイスなキャスティングです。

また、大学生時代のモーションを演じたのは「私の妖怪彼氏」「となりのツンデレ王子」のウー・チェン。彼女も本作が出世作となりました。アメリカで苦難を味わう前のモーションの純真さ、イーチェンも好きにならずにはいられない太陽のような明るさを体現した彼女の生き生きとした演技に、心が癒されほっこりさせられます。

なお、レオ・ローとウー・チェンは今年、レスキュー・ドラマ「追光者(原題)」で5年ぶりに3回目の共演を果たし、再びカップルを演じているのが話題となっています。

その他の共演者に……
タン・カイ&ヤン・レー

さらに、主人公カップルを悩ませる二番手男子として登場してくるのがタン・カイ(譚凱)。「燕雲台-The Legend of Empress-」「九齢公主~隠された真実~」など最近ではすっかり渋い役が多くなった彼が、本作ではモーションを手にいれるために手段を選ばない野心家キャラでラブストーリーを盛り上げます。

タン・カイ
©GCOO

また、「九州縹緲録〜宿命を継ぐ者〜」「孤城閉〜仁宗、その愛と大義〜」のヤン・レー(楊玏)がモーションの2枚目半の同僚を演じて、微笑ましい恋を繰り広げてくれるのも見どころです。

ヤン・レー
©GCOO



「マイ・サンシャイン~何以笙簫默~」予告編

今回のお薬ドラマ「マイ・サンシャイン~何以笙簫默~」
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TEXT: 小酒真由子(フリーライター)
アジアから欧米までドラマについて執筆しています。双葉社『韓国TVドラマガイド』にて「熱烈推薦!! 中華ドラマはこうハマる!」を、Cinem@rtにて「アジドラ処方箋」を連載中。また、執筆させていただいたぴあMOOK『2022年 見るべき中国時代劇ドラマ』が絶賛発売中です。

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